うるさい

ぬすっと物語39 眠る

 おいらは卵に帰った。  卵がある広間には大勢の人がいたけれど、おいらはころころ転がり、ささっと扉を開けて卵に帰った。  むっふー!  おいらはおなかの袋の中からちゃぶ台を取り出した。  ちゃぶ台の前に座る。  そしてお

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なみだ

ぬすっと物語36 涙

 太い女の人がおいらのリンゴを持って厨房に戻っていった。  おいらのリンゴが料理してもらえる!  おいらはそわそわとしつつテーブルの上で待つ。  あっ、そうだ。  お金を用意しておかないと。  おいらは建物の中で回収した

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どやどや

ぬすっと物語34 注文

 おいらは食堂のテーブルの上で食事を待つ。  おいらはそわそわしつつ食堂の中を見た。  まだ他のテーブルには人はいない。  壁には何枚も張り紙がある。  なんて書いてあるんだろ。 <お残しは許しませんで! ムギハト>  

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汚れてる?

ぬすっと物語33 食堂

おいらはふんすと鼻息を出して両手を握りしめる。 食堂! おいらはこれから食堂に行く! ついに食堂で食事ができるんだ! おいらはいきおいよく振れているシッポを抱きしめて止める。 「それじゃ行く?」 アメをくれた女の人の問い

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あんまりだ

ぬすっと物語32 信じる

 ま、まずい。  もしかして、アメをくれた女の人には今のおいらが見えているのかもしれない。  落ち着け。落ち着け、落ち着けおいら。  聖なる獣は人間に食べられることはない。  だから、このアメをくれた女の人においらが食べ

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